BIZTELモバイルで時間も場所も選ばないワークスタイルを実現

会社の成長を見据えてBIZTELを選択
日本中のユーザと交流しながら携帯電話で手軽にゲームを楽しめるソーシャルアプリ。若者を中心に急速にユーザ数を増やし、毎月数多くの新作がリリースされている。株式会社オルトプラスは、第一弾アプリ 『 ダービーズキングの伝説 』 が GREE Platform Award 2010 の優秀賞を受賞し、ユーザ数も半年で 100万を超えた新進気鋭の SAP(※1)である。ヒットアプリ開発の現場でどのように BIZTELモバイルが活用されているのか。同社の石井武 代表取締役 CEO に導入の経緯から話を伺った。
「 最初は、2010年 5月の設立時に入居したレンタルオフィスで提供されていた『 BIZTELインキュベーションプログラム ( ※2 ) 』 を導入しました。いずれレンタルオフィスから出ることを考えると、東京 03 番号が使え、引っ越しても電話番号が変わらない BIZTEL は非常に都合の良いサービスでした。LANケーブルを差せばどこでも同じ電話番号が使えるため、当時は IP電話機を家に持って帰っていたこともあります。その後、『 ダービーズキングの伝説 』 のヒットで事業規模が拡大したため、回線の増強とあわせて 『 BIZTELモバイル 』 に移行しました。社内に検証用の auケータイが豊富にあったことも理由の一つですが、何よりケータイだけでビジネスフォンが使える利便性が魅力でした 」
モバイル化によりオフィス内外で広がる行動範囲

24時間・365日サービスを提供し続けるソーシャルアプリ運営では、SNS事業者やデータセンターからの緊急性の高い連絡にすぐ応答できる 『 ホットライン 』 の確保が不可欠である。まして、100万人以上ものユーザが遊ぶアプリともなれば、その重要性は言うまでもない。このホットラインとして、BIZTELモバイルが大きな役割を担っているという。
「 ホットラインが固定電話では常にエンジニアが会社にいなければならないし、携帯電話では一度に1台しか着信できず心許ない。その点、BIZTELモバイルなら登録したケータイすべてに着信するため、必ず誰かが対応できます。その設定をいつでも PC から簡単に変更することもできるので、開発チームの入れ替えなどにも柔軟に対応できて助かっています 」
また、内線のモバイル化によって、オフィスで席替えやレイアウト変更をする際に内線の構成をまったく気にする必要がなくなったという。
「 BIZTELモバイルは外出先での行動範囲が広がるサービスと考えがちですが、実はオフィス内での行動範囲も広げる、非常に影響範囲の広いサービスなんだと感じています 」
BIZTELモバイルを中心とした新しいワークスタイルを実現
このように、新しいサービスの特長を見極め・活用するセンスを持っているのがオルトプラスの強みと言える。今回はそんな同社ならではのユニークな活用法についても伺うことができた。
「 BIZTELモバイルの導入をきっかけに、『 いつでもどこでも業務がこなせる 』 ようにしたいと考えるようになり、インスタント・メッセンジャー ( ※3 ) のチャット会議を導入しました。全員が同じ時間・場所に集まらなくてもオンラインで会議ができます。文字ベースの会議は不便に思われるかもしれませんが、自動で議事録 ( ログ ) が残り、スケジュールに頭を悩ませる必要もないため意外と実用的です。また、社内で共有している Gmail のアドレス帳を BIZTELモバイルと同期 ( ※4 ) させ、取引先の連絡先をどこからでも確認できるようにしています。さらにメールで FAX を送受信することができる BIZTELの『 インターネットFAX 』 も導入し、外出先のスマートフォンや PC で受信しています 」
これら一連のサービスを併用・連携することによって、BIZTELモバイルを中心とした 『 場所を選ばないワークスタイル 』 が実現したという。同社にとって、BIZTELモバイルはもはやただの通信手段ではなく、事業インフラの一環と言っても過言ではない。
すべては、ソーシャルアプリに対する熱意のあらわれ

従来の常識に囚われない独特のワークスタイルは、単に奇抜な働き方をするのが目的ではない。そこには石井氏なりの 『 ソーシャルゲーム哲学 』 があった。
「 ソーシャルアプリは、作って終わりではなく日々成長してゆくサービスなので、ユーザの気持ちを理解し、仮説立てと検証を繰り返すことが重要です。売れている他社のアプリを遊ぶのはもちろん、有料のアイテムを購入したり、深夜帯のユーザとコミュニケーションをしたり、思いつくことはなんでもやります。それを実践するためには、社員の勤務自由度を高める必要がありました。当社のワークスタイルが現在の形になったのは、ある意味、SAP としての責務を追及した自然な結果だと考えています 」
ソーシャルゲームに対する情熱とこだわりを武器に、激しいアプリ競争の第一線を走り続けるオルトプラス。そのビジネスを支える BIZTEL にとっても、同社に見習うべき部分は多い。
※1:Social Application Provider ( ソーシャルアプリ事業者 ) の略
※2:クラウド型 IP ビジネスフォン 『 BIZTEL 』 を半年間無料で利用できるプログラム
※3:インターネットを通じてリアルタイムなコミュニケーションを実現するアプリケーション
※4:現在はスマートフォンのみの対応です

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社名
株式会社オルトプラス
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URL
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設立
2010年5月
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資本金
8,300万円
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事業内容
ソーシャルアプリ・ウェブサービスの企画・開発・運営
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利用目的
取引先とのホットライン・在宅勤務時の連絡手段など
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本事例で導入されている主なサービス・オプション