2022.03.29
2026.06.24

BIZTEL API使ってみた Vol.9 着信時に自動でZendeskの新規チケットを作成しポップアップ表示させる

「BIZTEL API使ってみた」シリーズでは、BIZTELがもっと便利に使えるようになるAPI連携機能を活用して、サービス担当者が様々な機能の実装にチャレンジします。

前回の記事はこちら

今回はBIZTELとZendeskを連携して、着信時に自動でチケットを発行し、ポップアップ表示する仕組みを作ってみたいと思います。

やってみたいこと

  • 着信時に自動的にZendeskのチケットを新規作成し、そのチケットをポップアップ表示させる
  • BIZTELの機能「コールアクション連携」(※オプション)と、アカウントの「APIカスタム項目」タブを利用して実現する

チャレンジ担当者紹介

使用するツール

BIZTELの利用ライセンス

・コールセンタープランのご契約

BIZTELで必要なオプション

・API連携コールアクション

BIZTEL以外に必要なもの

・Zendesk(詳細な条件についてはお問い合わせください)

動作の流れ

  1. 着信時に、お客さまの電話番号からZendeskの顧客IDを特定する
  2. Zendeskでチケットが自動的に新規作成され、特定した顧客IDと紐づけられる
  3. 着信中のBIZTELアカウントに対して、Zendesk画面上で自動作成されたチケットをポップアップ表示させる

設定の実践

2026年6月のZendeskのOAuth認証仕様変更に伴い、BIZTEL バージョン3.14.0のリリース前後で設定方法が異なります。

ご利用の環境に応じて、以下の手順をご確認ください。
BIZTELバージョン3.14.0は、2026年7月中のリリースを予定しています。

Zendesk管理画面での事前準備

Zendesk OAuth仕様変更後 かつ BIZTEL 3.14.0リリース前の設定方法(APIトークン認証)

ZendeskのOAuth仕様変更後、BIZTELバージョン3.14.0がリリースされる前の期間は、APIトークン認証による設定が必要です。

APIトークンの発行

1. Zendesk管理センターで「アプリおよびインテグレーション」>「API」>「Zendesk API」を開き、「APIトークンを追加」をクリックします。


2.任意の文字列を入力したら、保存をクリックし、発行されたAPIトークンを控えておきます。発行されたAPIトークンは後続の「BIZTEL管理画面での設定」で使用します。

BIZTEL 3.14.0リリース以降の設定方法(OAuth認証/Refresh Token Rotation対応)

BIZTELバージョン3.14.0リリース以降は、ZendeskのRefresh Token Rotation方式に対応したOAuth認証を利用できます。

OAuthクライアントの作成

1.Zendesk管理センターで「アプリおよびインテグレーション」>「API」>「OAuthクライアント」を開きます。

2.「OAuthクライアント」タブを選択し、「OAuthクライアントを追加」をクリックし、以下の内容を設定します。

フィールド名

設定値

名前(必須)

アプリケーションの名前を入力する。
※BIZTEL側のOAuthアカウント設定の登録時に必要となります。

説明

任意文字列

会社

会社名を記載

ロゴ

省略可能

識別子

クライアント名として入力した名前が再フォーマットされ、自動的に設定される。
変更しても問題ない。

クライアントの種類

Confidential

リダイレクトURL

BIZTEL管理画面のURL/oauth_client/callback

例)https://sXXXXXXXXXXXX.u.biztel.jp:8000/oauth_client/callback
※「XXXXXXXXXXXX」には管理画面URLの「s」の後に続く12桁の数字を入力してください。

シークレット

シークレットキーが発行された場合に、文字列が表示される。
※発行されたOAuthシークレットは、後続のBIZTEL設定で使用します。

BIZTEL管理画面での設定

1.BIZTEL管理画面にて「OAuth連携設定」を作成(BIZTEL 3.14.0リリース以降の設定方法)(※2)

※2 ステップ1の設定は、BIZTEL バージョン3.14.0以上をご利用の場合のみ必要です。

ZendeskとAPI連携するために、こちらの「1.OAuthアカウントの設定」を参照しながら、BIZTEL管理画面上でOAuthの連携設定を作成します。

  • Zendesk OAuthアカウント登録
  • Zendesk アクセストークンの取得

認証情報
名称 ZendeskOAuthアカウント
クライアントID biztel_test(Zendeskで発行したOAuthクライアント名)
クライアント・シークレット (Zendeskで発行したOAuthクライアントのシークレットキー)
リダイレクトURL https://XXXXXXXX.biztel.jp:8000/oauth_client/callback
認可URL https://XXXXXXXX.zendesk.com/oauth/authorizations/new
認可コード フロー scope read write
認可コード フロー パラメータ response_type=code
アクセストークンURL https://XXXXXXXX.zendesk.com/oauth/tokens
リフレッシュトークン フロー scope  
トークンリクエスト・パラメータ  
リフレッシュトークン返却確認 確認する
認証ヘッダ・テンプレート  
メモ  
アクセストークン・付与情報 {"scope":"read write"}
リフレッシュトークン取得状態
アクセストークン取得状態

取得済み

リフレッシュトークン取得状態 未取得

2.BIZTEL管理画面へZendeskアカウントIDを登録する

BIZTELアカウントとZendeskアカウントを関連付けるために、BIZTEL管理画面にて紐付け設定を行います。

①Zendesk管理画面で、ZendeskのアカウントIDを確認します(下図の赤線部分)。

②BIZTEL管理画面で、BIZTELのアカウントに対して上記で確認したZendeskのアカウントIDを設定します。

(対象画面)
BIZTEL管理画面>メニュー「アカウント」>アカウント>対象のアカウントを選択>『APIカスタム項目タブ』にZendeskアカウントIDを登録

3.BIZTEL管理画面にてコールアクション設定を登録

本記事ではOAuth認証を利用した設定例を掲載しています。

BIZTEL 3.14.0リリース前の環境で「APIトークン認証」を利用する場合は、各API設定の「API連携種別」および「リクエストヘッダ」の設定が異なります
各設定例の補足をご参照ください。

a. 顧客発信電話番号を条件として顧客IDを検索し、顧客IDを取得する処理
b. 着信時に自動で新規チケットを作成し、チケットと顧客IDを紐づける処理
c. 着信中のアカウントにチケットをポップアップ表示させる処理

<説明>
a.着信時にお客さまの発信電話番号を条件として顧客情報を検索し、該当する顧客IDを変数に格納

基本情報
イベント種別 着信
実行順 1
API実行条件
判定用コード  
判定評価パターン  
API情報
API連携種別 OAuth認証時:OAuth

APIトークン認証時:マニュアル

OAuthアカウント ZendeskOAuthアカウント
URL https://XXXXXXXX.zendesk.com/api/v2/search.json?query=phone:{TEL}
メソッド GET
リクエストヘッダ

OAuth認証時Content-Type:application/json

APIトークン認証時
Content-Type:application/jsonAuthorization: Basic
<Base64エンコードした「メールアドレス/token:APIトークン」の値>

◼︎認証文字列の作成例
Zendeskログインメールアドレス:support@biztel-user.jp
Zendeskで発行したAPIトークン:j9X2kL8mP4qRtWv1zNcB6v

上記の場合、support@biztel-user.jp/
token:j9X2kL8mP4qRtWv1zNcB6v
をBase64エンコードし、
以下の形式でリクエストヘッダに設定します。

Authorization: Basicc3VwcG9ydEBiaXp0ZWwtdXNlci5qcC90b2
tlbjpqOVgya0w4bVA0cVJ0V3Yxek5jQjZ2

リクエストボディ  
タイムアウト判定(秒) 10
変数抽出パターン /"results":\[({"id":(?P<ID>[0-9]+),.*|\]),.*,"count":(?P<COUNT>[0-9].*)}/

 

b.着信時に自動で新規チケットを作成する
上記a.で取得したZendeskの顧客IDとチケットを紐づけ、作成したチケットIDを変数に格納します。

基本情報
イベント種別 着信
実行順 2
API実行条件
判定用コード  
判定評価パターン  
API情報
API連携種別 OAuth認証時:OAuth

APIトークン認証時:マニュアル

OAuthアカウント ZendeskOAuthアカウント
URL https://XXXXXXXX.zendesk.com/api/v2/tickets.json
メソッド POST
リクエストヘッダ OAuth認証時Content-Type:application/json

APIトークン認証時
Content-Type:application/jsonAuthorization: Basic
<Base64エンコードした「メールアドレス/token:APIトークン」の値>

※Authorizationヘッダの設定方法は、aのリクエストヘッダをご参照ください。

リクエストボディ { "ticket": {
"subject": "電話での問い合わせ",
"comment": { "body": "着信がありました" },
"requester_id": {RESPONSE_ID},
"priority": "urgent",
"tags":["お客様相談窓口"]
}}
タイムアウト判定(秒) 10
変数抽出パターン /"id":(?P<TICKETID>.*),"external_id":/
メモ  

 

c.着信中のアカウントにチケットをポップアップ表示させる
着信中のBIZTELアカウントのZendeskIDは、変数 { ACCOUNTVALUE_ID } から取得します。
※「BIZTEL管理画面>アカウント>APIカスタム項目」で設定した変数

基本情報
イベント種別 コールセンターエージェント呼び出し
実行順 1
API実行条件
判定用コード  
判定評価パターン  
API情報
API連携種別 OAuth認証時:OAuth

APIトークン認証時:マニュアル

OAuthアカウント ZendeskOAuthアカウント
URL https://XXXXXXXX.zendesk.com/api/v2/channels/voice/agents
/{ACCOUNT_VALUE_ID}
/tickets/{RESPONSE_TICKETID}/display.json
メソッド POST
リクエストヘッダ OAuth認証時Content-Type:application/json

APIトークン認証時
Content-Type:application/jsonAuthorization: Basic
<Base64エンコードした「メールアドレス/token:APIトークン」の値>

※Authorizationヘッダの設定方法は、<説明>a の表のリクエストヘッダをご参照ください。

リクエストボディ  
タイムアウト判定(秒) 10
変数抽出パターン  
メモ  

◆注意事項

動作対象のコールセンター>ガイダンスの受付種別が「呼出音」の時はポップアップさせることはできませんので、「保留音」か「おまたせガイダンス+保留音」を設定してください。

◆動作確認

BIZTEL着信時に、Zendesk上で自動的に新規作成されたチケット画面がポップアップ表示されることを確認します。

結果

BIZTELの「APIカスタム項目」を利用することで、BIZTELアカウントとZendeskアカウントを紐づけることが可能です。

この機能と「コールアクション連携」を組み合わせて利用することで、着信中のBIZTELアカウントに対して、Zendesk画面にてチケットを自動作成&ポップアップ表示が出来るようになりました。

ZendeskとBIZTELをご利用の方はぜひお試しください。

編集後記

今回は、着信時にZendeskのチケットを自動で作成しポップアップ表示する、という仕組みを実践しました。

「BIZTEL API使ってみた」シリーズでは、BIZTELの利用者が実際に思いついた業務改善のアイデアをもとに、今後も様々な機能を紹介する予定です。

簡単に実現できるよう、設定方法も交えながらお伝えしますので、読者のみなさまもぜひチャレンジしてみてください。

いまBIZTELをご利用中のお客さまも、「こんなことがしたい」というご希望がございましたら、BIZTELサービス担当までご相談ください!