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2025.11.27
2025.12.05

業務改善の第一歩を学ぶ 【第1章】APIとは?基本を理解しよう!

「BIZTEL」では、多彩なAPI群を用意しており、柔軟なシステム連携によるコールセンター運営のサポートが可能です。また、BIZTELブログで掲載中の「BIZTEL API使ってみた」シリーズでは、担当者がAPI連携を活用した様々な機能実装にチャレンジし、センター運営の新たな可能性を拡げる活動をしています。

ですが、「そもそもAPIって?」「なんだか難しそう…」と思う方も多いのではないでしょうか。

そこで、この「業務改善の第一歩を学ぶ」シリーズでは、「BIZTEL API使ってみた」の記事で数々の機能実装に挑戦している田中 美穂さんが、APIの基礎から応用まで解説します。

早速見ていきましょう!

はじめに

「業務改善の第一歩を学ぶ」シリーズについて

こんにちは!BIZTEL開発部門の田中です。
この記事をご覧いただき、ありがとうございます!

BIZTELには、お客さまの業務プロセスを改善し、日々の作業を効率化するための「外部サービス(API)連携機能」が備わっています。

この機能を活用することで、様々な外部サービスとのシームレスな連携が可能となり、業務の自動化やデータ処理の効率化が実現します。例えば、BIZTELでは、以下のようなサービスと連携が可能です。

しかしながら、このポテンシャルをフル活用するにはAPIの基本原理」BIZTELの具体的な利用法」を理解することが必要不可欠です。

私自身も、初めは何から手をつければよいのか分からず途方に暮れていましたが、時間をかけてAPIについて学び、試行錯誤を経て、現在はBIZTELのAPI連携機能を駆使した業務改善を実現できるようになりました。この過程で得た知識と経験は、センター運営の課題解決・効率化を目指し、日夜奮闘する皆さまのお役に立てる内容だと思っております。

この「業務改善の第一歩を学ぶ」シリーズは、より多くのお客さまに効率的な業務改善を体験していただくことを目的に作成をしました。ご紹介する内容が、業務改善の可能性の発見、そしてBIZTELのAPI連携機能を活用し、お客さまご自身で改善を実現するための一助となれば幸いです

それでは、本シリーズをどうぞよろしくお願いいたします。

シリーズの構成

本シリーズでは、APIの基本概念から実践的な使用方法までを段階的に学ぶことができます。初心者の方にもわかりやすい内容になるよう、各章で特定のトピックに焦点を当てて解説していきます!

第2章: APIの仕組みの概要
クライアントとサーバーの関係、リクエストとレスポンスの流れ、APIメソッドについて

第3章: APIリファレンスを読み解き、ChatGPTをPostmanで実行しよう!
APIリファレンスの読み方と、Postmanを使ってChatGPTのAPIを実行する方法

第4章: ChatGPTを味方につけよう!
ChatGPTを使ってAPIの問題解決をサポートする方法

第5章: BIZTELのAPI連携(コールアクション)について
BIZTELのコールアクション機能の概要とその利点について

第6章: BIZTELコールアクションの実践
BIZTELのコールアクションを設定し、実際にAPI連携を行う方法

第7章: ひっかかりやすいポイントと対処法
API利用時に直面しやすい問題点とその対処法について

第8章: 演習問題
第1~7章までの内容を復習し、理解度を確認するための演習問題


それでは早速一緒に学習しましょう。

APIとは?基本を理解しよう

皆さまは、APIという言葉を聞いたことがありますか?

APIは、「Application Programming Interface(アプリケーション プログラミング インターフェース)」の略で、異なるソフトウェア間で機能やデータを共有するための仕組みです。つまり、アプリケーション同士が話し合うための約束事(ルール)です。

言葉だけだと少し難しいですね。
では、
APIをレストランでの注文に例えてみましょう。

身近な例:レストランでの注文

  • メニュー :APIの使い方、ルール
  • お客さま :API利用者
  • ウェイター:API

お客さま(API利用者)がレストランで、ウェイター(API)に料理を注文します。ウェイターはその注文をクックに伝え、料理が完成すると、ウェイターが料理をお客さまに提供します。

つまり、APIを使うことで、特定のルール(メニュー)に従って情報やサービスを要求し、その内容に応じた結果を受け取ることができますこのように、APIは異なるソフトウェアやシステムが互いに通信し、データや機能をやり取りするための仕組みなのです。

このレストランの例をもう少し詳しく見てみましょう。

  1. お客さまがウェイターに「今日のおすすめは何ですか?」と尋ねる(要求)
  2. ウェイターがクックさんに確認して「本日のおすすめは野菜炒め定食です」と伝える(提供)
  3. お客さまが「では、その野菜炒め定食をお願いします」と注文(要求)
  4. ウェイターがキッチンに注文を伝え、料理が完成してお客さまに提供される(提供)

このように、APIを使うことで、システム同士が情報やサービスをやり取りすることができるんです!

身近なAPIの例

実は、APIは私達の日常生活に欠かせない存在であり、多くのサービスで利用されています。例えば、以下のような活用があります。

◼︎天気予報サイト(アプリ)
スマートフォンの天気アプリは、インターネットから天気情報を取得する際にAPIを活用しています。例えば、天気予報APIを利用して、現在の天気や週間予報などを画面に表示しています。


◼︎地図サイト(アプリ)
Googleマップなどの地図アプリは、インターネットから最新の地図情報を取得する際にAPIを利用しています。具体的には、地図APIを使って現在地を表示したり、目的地までの経路検索を実現しています。

◼︎オンラインショッピング
楽天市場やAmazonなどのオンラインショッピングサイトでは、商品を表示・検索・購入といった一連の機能にAPIが利用されています。例えば、商品情報APIを使って最新の商品情報を取得し、Webサイトに表示しています。

第1章の振り返り

APIの定義
APIは、異なるソフトウェアやシステムが互いに通信し、データや機能をやり取りするための仕組みです。APIは 「Application Programming Interface(アプリケーション プログラミング インターフェース)」の略です。

APIの役割
APIは、アプリケーション同士が特定の約束事(ルール)に従って情報やサービスを要求し、その結果を受け取るためのインターフェースを提供します。

レストランの例
お客さま(API利用者)がウェイター(API)に料理を注文し、ウェイターがクックに伝えて料理を提供するプロセスが、APIのリクエストとレスポンスの仕組みに例えられます。

まとめ 

この章では、APIの基本概念とその役割について学びました。

天気予報サイト・地図サイト・オンラインショッピングなど、APIは日常生活で幅広く利用されており、とても重要な位置づけとなっています。

次の章では、APIの具体的な仕組みについて見ていこうと思います!