Table SolutionとCTIシステムを組み合わせるメリットとは
飲食業界は、ファンやリピーターとの関係が収益に直結する業界といえます。
長年にわたって愛されるお店には、必ずと言って良いほど常連客が存在し、お店を中心にコミュニティが確立されていることも珍しくありません。
こうした優良顧客には、特別なサービスを提供したり、優先的に予約を受け付けたりと、お店のファンでいつづけてもらうための配慮をしたくなるところです。
こうした対応をいかに効率化しつつ顧客関係の強化を図るかが、今後の飲食業界で成功するために欠かせない視点ではないでしょうか。
今回紹介する「Table Solution」は、飲食業界で特に重要な顧客対応をサポートするソリューションです。
目次
Table Solutionとは?
Table Solutionは、株式会社TableCheckが提供している「飲食店向け総合管理システム」です。
Table Solutionの特長は、予約管理と顧客管理の機能を両立させている点だといえます。
また、飲食業界の顧客対応で主流とされていた、電話や手紙などのアナログな顧客接点をIT化し、店舗運営を効率化できる仕組みです。
さらに規模や業態に関わらず、どのような飲食店にもマッチするカスタマイズの柔軟性も持っています。
では、Table Solutionの具体的な機能についてみていきましょう。
Table Solutionの主な機能
ネット予約対応(TableCheckとの連携)
Table Solutionと予約サイト&アプリ「TableCheck」との連携機能です。
Table Solutionが持つ情報をもとに、24時間いつでも精度の高い予約対応が提供できます。
また、空席が無く予約できなかった顧客に対しては、代替案の提示(系列店舗や予約可能な時間)ができ、予約の取りこぼしを減少させることが可能です。
さらに、12か国語対応で訪日外国人向けの予約サイトとしても機能します。
予約管理機能
Table Solutionの予約管理機能は、以下3つの方法で予約状況を確認できます。
- 一覧形式
テキストと数値ベースの一覧表で予約状況を確認できる機能です。
- フロア画面
店内のレイアウト図を表示し、テーブルの予約状況をステータスごとに色分けして表示します。
- チャート画面
テーブルごとの予約状況が時系列でわかるようチャート化して表示します。
テーブルの回転数を意識した予約管理業務に適しているでしょう。
グルメポータル予約自動取り込み
食べログやぐるなび、一休.comレストランといった大手グルメポータルサイトからの予約を自動で取り込みます。
顧客情報管理
顧客の味の好み・アレルギー情報・記念日・イベントの情報などが一元管理できる機能です。
きめ細やかなサービスの提供に役立つほか、顧客情報をベースとしたマーケティング施策(お誕生日DM・メールなど)にも活用できます。
レポートや台帳の作成・出力機能
当日の予約一覧・予約客の台帳作成・予約を受付たコースのリスト化などが可能です。
これらは印刷しやすいPDF形式で出力されるため、紙ベースでの確認も容易です。
自動電話応答機能(みせばん)
いわゆる「自動音声応答ガイダンス機能」で、営業時間外の電話予約対応やネット予約への誘導などが可能です。
繁忙期や営業時間外で人手が足りない状況でも、予約の取りこぼしを抑えます。
クレジットカード事前決済
予約時にクレジットカード情報の入力を促し、事前決済に誘導できます。
キャンセルの抑制にも効果を発揮します。
Table SolutionとCTIシステムの連携で得られること
次に、Table SolutionとCTIシステムとの連携が生み出すメリットについて紹介します。
- 電話着信時に顧客情報や予約状況をPCに自動表示し、対応負荷の軽減ができる(着信ポップアップ)
- 着信時に表示された顧客情報の画面から予約の登録ができるため、予約受付の漏れを防止できる
- 通話履歴・録音管理機能で、過去の対応状況を詳細に把握できる
このようにTable Solutionとコールセンターシステムの連携では、予約や顧客情報管理にかかる手間を削減し、顧客対応品質の向上も期待できます。
Table SolutionとCTIシステムの連携による成功事例
実際に、Table SolutionとCTIシステムを連携して利用し、コスト削減と顧客接点強化に成功した事例を紹介します。
オリジナルブランドのレストランを展開する株式会社HUGEでは、Table Solutionとクラウド型CTIシステム「BIZTEL」を導入しています。
店舗用の電話として利用しているiPhoneで発着信する際、顧客情報が瞬時に確認できるようになり、顧客対応の品質が向上したとのこと。
店舗間での顧客情報の共有と電話の内線化も実現し、店同士が連携することによるビジネスチャンスの拡大を実現しました。
また、クラウド型のCTIサービスを選択したことで、新規出店のたびにかかっていた電話体制構築(PBX・電話回線の設置など)のイニシャルコストを、1店舗あたり約100万円も削減することができたのだそうです。
まとめ
本稿で紹介したように、Table SolutionとCTIシステムを上手く連携させれば、コストや機会損失を減らしつつ、顧客接点の強化が可能です。
「電話」による顧客対応を、ビジネスチャンスに繋げる仕組みといえるでしょう。
予約対応や店舗運営、顧客関係の強化を検討しているならば、ぜひTable Solutionに注目してみてください。