【リリースノート】BIZTEL バージョン3.4.0〜ソフトフォン ブラウザタイプが登場〜
BIZTELでは1月と7月にメジャーバージョンアップを、3・5・9・11月にマイナーバージョンアップを提供しています。
本記事では、2021年7月に提供開始した最新バージョン3.4.0で追加された機能をご紹介します。
目次
ソフトフォン ブラウザタイプ(WebRTC)
従来BIZTELでは、PC(WindowsまたはMacOSのもの)にインストールして利用するアプリタイプのソフトフォンを提供していました。本バージョンでは、新たにWebRTC(※)の技術を活用したブラウザタイプのソフトフォンが利用できます。
PCごとにインストールやセットアップ作業を行う必要がないため、在宅勤務などにおいてもすぐに運用が始められるとともに、システム管理者の負担を軽減することが可能です。
※ WebRTC( Web Real-Time Communication ):ブラウザやモバイルアプリなどで利用できるリアルタイム通信の機能(音声通話・ビデオチャット・ファイル共有など)を、オープンソースで提供するプロジェクト。アップル・Google・マイクロソフトなどが参画している。
エージェントコントロールの機能拡張
エージェントコントロールは、社内でのテキストチャットに加え、オペレーター同士の業務ステータス(通話中・休憩中・後処理中など)の表示ができるコミュニケーションツールです。
これまで以上に活発な情報共有が行えるよう、今回のバージョンアップではチャットを中心に機能を拡張しました。
ブラウザ通知
メッセージが届いた際に、ブラウザからプッシュ通知をする機能です。通知時に効果音を鳴らすこともできます。
アイコン表示
利用者ごとにアイコン画像を設定することができ、だれが発言したか認識しやすくなります。
絵文字入力
チャットのメッセージ作成時に絵文字が利用できます。言葉で伝えることが難しい空気感や感情を表現することができます。
送信済みメッセージの編集と削除
自身が送信したメッセージの編集・削除ができます。
固定メッセージ表示
任意のメッセージをチャットルームの上部に固定して表示できます。重要な連絡や朝礼での伝達事項など、確実に周知したい内容が他のメッセージに埋もれて見えなくなることを防ぎます。
メッセージ確認マーク
他のメンバーからのメッセージに、内容を確認したことを示すマークをつけることができます。「確認しました」などの返信の手間を省くことが可能です。
ステレオ録音API
顧客とオペレーターの発話を分けてそれぞれ録音ファイルを作成するとともに、ユーザのシステムにダウンロードさせることができる機能です。
ダウンロードしたステレオ録音ファイルは、音声認識サービスやAIソリューションを用いてテキスト化・要約化・データマイニングといった作業をする際に活用できます。
また、通話録音ファイルの作成完了時に連携したシステムに通知することができ、そのタイミングで録音をダウンロードしたり、テキスト化などの作業をしたりすることが可能です。
後作業の業務の把握
通話後の作業時間について、登録したコールセンターごとに数値を出し、レポートを作成することができます(通話後のステータスを自動で「後処理」にする設定をしている場合に利用できます)。
年間休日の設定機能
元日など、毎年日付が変わらない休日の登録ができます。
設定変更履歴
管理画面で行った設定変更について、日時・実施者・操作内容などが確認できます。
操作履歴
管理画面と通話録音ファイルの閲覧・操作の履歴が確認できます。不必要なアクセスや録音ファイルのダウンロードがないかチェックすることができるため、情報漏洩の防止にも役立ちます。
通話ビジュアル表示
録音した通話を波形で表示する機能です。会話をしている箇所と無音の箇所を視覚的に捉えることができるため、効率的に音声を聴くことが可能です。また、波形を見ながら抜き出したい音声を指定し、該当部分だけをダウンロードすることもできます。
ソフトフォン上に保留時間の表示
保留にしてから経過した時間をソフトフォンに表示します。
外部API連携エラー通知
ユーザのシステム側のAPIで連携している際にエラーが発生した場合、指定したメールアドレスあてに通知を送ります。
コールセンター呼出優先度
オペレーターが複数のコールセンターに所属している場合に、どのセンターの着信を優先して受け付けるか設定する機能です。