BIZTEL API使ってみた Vol.7 天気予報IVR 〜天気予報を基に自動音声で案内をする仕組み(基本編)
「BIZTEL API使ってみた」シリーズでは、BIZTELがもっと便利に使えるようになるAPI連携機能を活用して、サービス担当者が様々な機能の実装にチャレンジします。
前回の記事はこちら
今回は気象庁の「天気予報API」を用いて、特定の番号へ電話をかけた際に天気予報を読み上げてくれる仕組みを作っていきます。
目次
チャレンジ担当者紹介
やってみたいこと・実現したいこと
天気予報を読み上げてくれるダイヤルを作ってみます。
作成したダイヤルにかけると、あらかじめ設定した地域のその日の天気を確認できるイメージです(今回は東京都を例に作成します)。
★役立つシーン:
今回は基本編として、天気の情報を取得して音声で流すところまでの仕組みをご紹介しますが、予報をもとに音声ガイダンスを変えるといった活用が可能です。
例えば、飲食店などでの利用において あらかじめ店舗地域の天気を確認し、自動音声で雨の日は限定のサービスをご案内する、晴れの日はテラス席を案内する、などの対応に役立てることができます。
使用するツールと動作の流れ
BIZTELの利用ライセンス
・コールセンタープランのご契約、もしくはビジネスフォンプランのご契約
BIZTELで必要なオプション
・API連携IVR
・リアルタイム音声合成
BIZTEL以外に必要なもの
・気象庁の天気予報API (※)
※ 気象庁の公開サイトが情報源となっており、今後のサービス継続提供等を保証するものではないことをご理解・ご了承ください。
※ 詳細な条件についてはお問い合わせください。
実現したい動作の流れ
対象の番号にダイヤルをすると、東京都の天気を教えてくれます。
設定の実践
BIZTELのAPI連携IVR(最近個人的にAPRと呼んでいます)を用いて設定します。
1.IVRの作成
対象マニュアル:1.IVRの新規作成
天気予報のIVRを作成します。『API連携を利用する』は『選択する』を選んでください。
このとき、ダイヤルイン番号(電話番号)も一緒に割り当ててしまいます。
2.タブ:「API連携設定」にURLを記載
対象マニュアル: 2.API連携IVR
[1] URL:画像内で記載しているURLは、東京地方の天気予報を教えてくれる気象庁のURL(※)です。
https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/data/forecast/130000.json
URLの内容を変えると、対象地域の変更や、天気以外の情報(大雨情報・地震情報など)を設定できます。
[2] 受付入力種別:今回は『入力なし』としています。IVRのダイヤル入力を行わないため、対象の番号に架電をするとすぐにガイダンスが流れる仕組みになっています。
今回、上記以外の項目はデフォルトのままとしていますが、必要に応じて設定変更を行ってください。
3. タブ:「APIレスポンス」でレスポンスルールを設定する
[1]変数抽出パターン:読ませたい部分を抽出できるように正規表現で内容を記載します。
[2]音声合成テキスト:抽出した変数と固定で読み上げたい文言を入力します。
4.電話してみる
対象の電話番号にかけてみて、天気予報が聞ければ完成です!
結果
天気を教えてくれるダイヤルの完成です!
今回はそれほど複雑な内容ではないので、設定の時間もかからないかと思います。ぜひ試してみてください。
振り返り・まとめ
■つまずきやすいポイントなど
正規表現がちょっと難しいです。
入手できるJsonは往々にして可変不能(開発済み)であることが多いので、きちんと抽出範囲を合わせてあげて、読む部分をもっと増やしてあげるのが良いかもしれません。
■ひとことコメント
今回は、ひとまず簡単な仕組みを作ってみました。
次回は、この仕組みを使ってどんなことができるのか、試行錯誤する部分も含めて応用編を記事にする予定です!
編集後記
今回は気象庁の天気予報APIを使って、特定の番号に電話をかけると天気を読み上げてくれる、という仕組みを実践しました。
「BIZTEL API使ってみた」シリーズでは、BIZTELの利用者が実際に思いついた業務改善のアイデアをもとに、今後も様々な機能を紹介する予定です。
簡単に実現できるよう、設定方法も交えながらお伝えしますので、読者のみなさまもぜひチャレンジしてみてください。
いまBIZTELをご利用中のお客さまも、「こんなことがしたい」というご希望がございましたら、BIZTELサービス担当までご相談ください!