2022.07.20

03から始まる電話番号とは?メリット・デメリットや品質基準などを解説

ビジネスにおいてはもちろん、日々の生活のなかでも「03」や「06」から始まる電話番号を目にする機会は多いのではないでしょうか。「03」や「06」などの市外局番から始まる電話番号は比較的広く認知されているため、ビジネスを始める際に自社の電話番号として利用したいと考える方も多いです。

この記事では、03番号などの利用を検討されている方に向けて、概要やメリット・デメリット、利用するための方法について紹介します。

1. 03番号(0ABJ番号)とは

03番号(0ABJ番号)の概要

「03」から始まる番号は、一般の加入電話(固定電話・IP電話)に割り当てられる東京の市外局番から始まる電話番号です。市外局番は地域ごとに設定され、大阪であれば「06」、名古屋は「052」となります。

このように「03」や「06」といった市外局番から始まる電話番号を、0ABJ型番号と呼びます。これは、番号の割り当て方が「0A-BCDE-FGHJ」と並ぶことに由来します(注:「I」は数字の1と紛らわしいため除外されています)。

0ABJ番号は、総務省の「電気通信番号制度※」において、利用者設備識別番号のうち「固定電話番号」として定義されており、固定電話やISDN回線・光回線・ケーブルテレビの電話などに割り当てられて利用されます。

※ 総務省「電気通信番号制度

電話番号の種類について

0ABJ番号以外にも、下表のような電話番号が定義されています。普段の生活の中でよく利用されている電話番号も、このような定義に基づき提供されています。

名称 概要
0A0番号 携帯電話で利用される「070」「080」「090」から始まる番号や、IP電話で利用される「050」から始まる番号のこと。
0AB0番号 フリーダイヤルの「0120」や、ナビダイヤルの「0570」など、電話会社が提供する電話サービスに割り当てられている番号のこと。
1から始まる番号

199や110など、緊急性・公共性・安全性の観点から重要なサービスに用いる番号のこと。

2. 03番号(0ABJ番号)のメリット・デメリット

03番号などの0ABJ番号を利用することには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット

0ABJ番号の大きなメリットは、音質や安定性といった通話品質が高いことです。これは、0ABJ番号を提供するために、総務省の省令である「事業用電気通信設備規則」が定める基準をクリアしなくてはならないためです。

同省令では、アナログ電話で0ABJ番号を提供する場合に、送話・受話における通話品質を一定以上にすることを求めています。また、アナログ電話と通信の方式が異なるIP電話で0ABJ番号を提供する場合も、アナログ電話用設備と同等の品質を確保することが義務付けられています。

このように高い品質基準が0ABJ番号に設定されている理由として、「電話番号によって品質に差があることを利用者が理解できるようにする」という意図があります。

市外局番によりエリアが特定されるため、電話を受けた相手は、その電話がどの地域からかかってきたのか、発信元の電話番号から調べることができます。

皆さんも、知らない電話番号から着信があった際に、まず番号の先頭を確認して電話の発信元を推測した経験はないでしょうか?

地域に根差してビジネスを行っている企業であれば、0ABJ番号を自社の電話番号として採用することで、顧客にとって身近な地域にあるという印象を与えることができます。

デメリット

一方で、契約するキャリアやサービスによっては、050番号よりもコストが高くなります(注:当社が提供するBIZTELでは、050番号と同じ費用で発行可能です)。

また、市街局番の該当区域内に事業所がないと利用できない点もデメリットといえるでしょう。

3. 03番号(0ABJ番号)の取得・利用方法

それでは、「03」などから始まる0ABJ番号を取得・利用するためにはどうしたらよいのでしょうか。
0ABJ番号を利用する方法として、以下が考えられます。

  • 固定電話を用意してNTT系列のサービスを契約する
  • 光電話サービスを利用する
  • クラウドPBXなどの事業者と契約する

以前は、電話といえばNTTなどの固定電話が主流でしたが、現在ではビジネス利用が目的であれば、通話以外にも様々な機能を活用できるクラウドPBXを選択するのが一般的となっています。
クラウドPBXを導入する場合、提供元の事業者を通して「03」などから始まる0ABJ番号を取得してもらい、利用することになります。

4. クラウドPBXなら03番号(0ABJ番号)も利用可能

クラウドPBXとは、インターネットを介してPBXの機能が利用できるサービスのことです。

提供事業者にもよりますが、上述の通りクラウドPBXを導入することで、0ABJ番号が利用できます。

従来はPBXを導入するためには、ハードウェアを購入して設置工事を行う必要がありましたが、クラウドPBXは設備の購入や導入に際しての工事が不要で、手軽に利用できるメリットがあります。拠点が分散していてもインターネット環境さえあれば対応でき、費用・手間の両方を抑えて利用可能です。従来のPBXでは難しかった小規模からの利用や、費用の削減も実現できるでしょう。

クラウドPBXには、代表番号での発着信機能に加え、自動音声応答(IVR)、PCから通話を実現するソフトフォン、ブラウザから利用者や内線番号の設定が行える管理機能などが備わっています。また、CRMとの連携で顧客情報の参照といった作業を効率的に行うこともできます。

ただし、すべてのクラウドPBXサービスで0ABJ番号が利用できるわけではありません。クラウドPBXの導入を検討する際には、03番号をはじめとした0ABJ番号も含め、利用できる電話番号の種類を確認しましょう。

5.まとめ

この記事では、「03」や「06」から始まる0ABJ番号の概要やメリット・利用方法について紹介しました。安定した通話品質などのメリットがある03番号は、自社の電話番号を検討する際の最初の選択肢といってもよいでしょう。当社が提供するBIZTELのクラウドPBXなら、03番号を始めとした多くの地域の0ABJ番号を利用できますので、お気軽にお問い合わせください。