2020.03.24

【新型コロナウイルス】「テレワーク導入の助成金・補助金制度」まとめ(2020年3月24日現在)

緊急事態宣言が発令されるなど、新型コロナウイルスによる社会情勢の変化により、多くの会社がテレワークの導入を検討しています。

そんな中、行政機関や地方自治体が、臨時で「テレワーク導入の助成金制度」を実施していることをご存知でしょうか?こうした制度を利用することで、コストを抑えながらテレワークを始めるためのツール・システムを整備することができます。

今回は、2020年3月24日現在で申込受付をしている

  • 【厚生労働省】時間外労働等改善助成金(テレワークの特例コース)
  • 【東京都】事業継続緊急対策(テレワーク)助成金

の2つの制度についてまとめました。

それでは、それぞれ制度の内容を見ていきましょう。

1. 【厚生労働省】時間外労働等改善助成金(テレワークの特例コース)

制度対象となる取り組み

  • テレワーク用通信機器※の導入・運用
    ※ パソコン、タブレット、スマートフォンの購入費用は対象となりません
  • 就業規則・労使協定等の作成・変更
  • 労務管理担当者に対する研修
  • 労働者に対する研修、周知・啓発
  • 外部専門家(社会保険労務士など)によるコンサルティング

助成金の使用対象となる費用の例

  • web会議用機器
  • 社内のパソコンを遠隔操作するための機器、ソフトウェア
  • 保守サポートの導入
  • クラウドサービスの導入
  • サテライトオフィス等の利用料 など

支給額

助成率:1/2
1企業当たりの上限額:100万円

対象事業主

新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークを新規で導入する中小企業事業主(試行的に導入している事業主も対象となります)

【対象となる中小企業事業主】

(全業種共通)
労働者災害補償保険の適用中小企業事業主であること

(業種別)
・小売業(飲食店を含む):資本または出資額5000万円以下、従業員50人以下
・サービス業:資本または出資額5000万円以下、従業員100人以下
・卸売業:資本または出資額 1億円以下、従業員100人以下
・その他の業種:資本または出資額 3億円以下、従業員300人以下

本制度を使ってテレワーク導入を実施する期間

2020/02/17〜5/31の間に実施

申込受付期間

2020/03/09〜5/29
※2020/02/17〜3/08にテレワークを導入した企業も、助成の対象となります

その他、制度利用に必要な要件

事業実施期間中に
・助成対象の取組を行うこと
・テレワークを実施した労働者が1人以上いること

申請方法・制度の詳細

厚生労働省のホームページをご覧ください。

 

2. 【東京都】事業継続緊急対策(テレワーク)助成金

こちらの制度は、東京都に本社または事業所がある事業者が対象です。

制度対象となる取り組み

  • 機器等の購入費
  • 機器の設置・設定費
  • 保守委託等の業務委託料
  • 導入機器等の導入時運用サポート費
  • 機器のリース料
  • クラウドサービス等ツール利用料

助成金の使用対象となる費用の例

  • パソコン・タブレット
  • VPNルーター
  • VPNルーター等、機器の設置・設定作業費
  • 機器の保守費用
  • 導入機器等の操作説明マニュアル作成費
  • パソコン等リース料
  • コミュニケーションツール使用料

支給額

助成率:10/10
限度額:250万円

対象事業主

  • 常時雇用する労働者が2名以上999名以下
  • 東京都内に本社または事業所を置く中堅・中小企業・個人事業主等
  • 東京都が実施する「2020TDM推進プロジェクト」への参加が要件

※詳細な対象条件はこちら(申請前に必ずチェックしてください)

本制度を使ってテレワーク導入を実施する期限

2020/03/06〜6/30の間に実施

申込受付期間

2020/03/06〜5/12

その他、制度利用に必要な要件

支給決定通知日以降、2020/06/30までに取組が完了すること

申請方法・制度の詳細

公益財団法人 東京しごと財団のホームページをご覧ください。

 

3.テレワーク導入で見落とせないツールは「電話」

「ノートパソコンを自宅に持ち帰り、社内の連絡はメールやチャットで行う」

なかなかそれだけではスムーズにいかないのが、テレワークの難しいところです。

オフィスに当たり前に存在して毎日使っているのに、テレワークになった途端、突然抜け落ちてしまう存在。

それが電話です。

  • オフィスにかかってくる電話を在宅でも受けられるようにする
  • 担当部署に電話を取り次ぐ時に、通話料が発生しないよう内線で転送できるようにする

こうした環境を整備することで、テレワーク時でもお客さまや同僚とのコミュニケーションの質・量をそれぞれ維持することができます。

また、コールセンターのオペレーター・スーパーバイザー(S V)の担当者がテレワークをするにあたっては、電話の受発信ができることはもちろん、通話録音機能やセンターの受電状況を把握する機能なども利用できるようにしておきたいところです。

それでは、テレワークの導入をスムーズにするための電話に関するサービスについてみていきましょう。

クラウドPBX

クラウドPBXは、構内に置いていたPBX(Private Branch eXchange:構内交換機)をクラウド化することができるサービスです。従来のオンプレミス型PBXと同等の機能がインターネット経由で提供されるため、通常のオフィスやコールセンターのように、在宅勤務拠点同士を内線化することができます。また、電話回線施設・内線工事が不要のため、設備関連の手間やコストを大幅にカットできることも特長です。

クラウドCTI

PCと電話を組み合わせたさまざまな機能が利用できるクラウドサービスです。PCの画面上に表示される電話機「ソフトフォン」が使えるほか、通話録音着信振り分け機能(コールセンターにかかってきた電話をオペレーターに均等に分配したり、特定のオペレーターに優先して分配したりすることができる機能)、稼働状況モニタリング(センターの入電状況や各オペレーターの勤務ステータスを把握できる機能)など、コールセンター業務の効率・生産性アップに役立つ多彩な機能が使えます。さらに、初期費用の安さや納期の短さもクラウドサービスならではの強みと言えます。

クラウドPBXとクラウドCTIは、いずれもこの記事で紹介した助成金制度の対象となるサービスです。特に、クラウドCTIで利用できる「ソフトフォン」はPCとヘッドセットがあれば利用できるため、在宅勤務をする社員に対して簡単に社用電話端末を支給することができます。

4.まとめ

本記事では、新型コロナウイルス対策で実施中(2020年3月24日現在)の「テレワーク導入の助成金制度」に関する情報をお伝えしました。

コロナ禍において多くの企業のコールセンターがBCP(事業継続計画)の策定や見直しを進めており、テレワークはその中でも中心的な取り組みとなっています。テレワークの導入の際はぜひこうした制度を活用し、仕事の品質・効率性を保つためのツールを併せて導入してみてはいかがでしょうか。

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